会長挨拶

2025~2026年度会長 松﨑 邦夫
2025~2026年度会長 松﨑 邦夫

運営方針

原点と革新 ― 地域に根ざし、未来へつなぐロータリー

私が2025-26年度の熊谷ロータリークラブ会長を仰せつかるにあたり、まず問い直したいことがあります。
― なぜ、熊谷ロータリークラブは存在するのか。

1953年11月13日、熊谷ロータリークラブは埼玉県で2番目のクラブとして創立されました。
当時の日本は戦後復興から高度経済成長へと向かう過渡期にあり、熊谷もまた交通・経済の要地として発展を続ける地域でした。
そうした中で、職業人としての誇りと責任、そして地域社会への奉仕の精神を体現するクラブとして誕生したのが、私たち熊谷ロータリークラブです。

以来70年以上、私たちは「親睦」と「奉仕」というロータリーの原点を大切にしながら、社会の変化とともにその形を進化させてきました。
今、改めてその創始の精神を胸に刻みつつ、未来に向けて新たな一歩を踏み出すときです。

国際ロータリーの本年度のテーマとしては、本年度のテーマとして「よいことのために手を取りあおう」(英語:UNITE FOR GOOD)を掲げました。
これは、ロータリアン一人ひとりが協力し合い、善きことを成し遂げるために団結することの重要性を示しています。

また、坂口孝ガバナーは「クラブ強化と活性化のために行動してください!」をスローガンに掲げ、クラブの伝統を見つめ直し、次の時代を見据えた変革の必要性を呼びかけています。

この理念を受け止め、私たち熊谷クラブも「原点の精神を受け継ぎながら、変化を恐れず、時代に求められるクラブへと進化する」ことを使命としたいと考えています。

本年度の重点方針

① 地域とともに歩む奉仕の実践

– 青少年奉仕として、「河野杯」少年野球大会を継続支援し、次代を担う子どもたちの育成を後押しします。
– 新たな社会奉仕として、「3years Rolling Togethers」の提唱を受け、熊谷市・熊谷医師会と連携した胆・膵・肝疾患の早期発見スクリーニング運動を2026年度より開始できる準備します。これは3か年計画とし、地域住民の健康と命を守るロータリーの先進的活動として計画を進めてまいります。

② 会員相互の親睦と絆の強化

– ロータリー活動の原動力は、会員相互の信頼と友情です。本年度は、納涼例会・忘年家族会・引継ぎ例会・親睦旅行といった行事をより充実させ、ご家族も含めた温かい交流の場を大切にしていきます。
– 新入会員を含めた全会員が「顔が見える関係」「声が届く関係」を築けるよう、懇談の機会と仕組みづくりを進めます。

③ 郷土の歴史とアイデンティティの再発見

– 熊谷は歴史と文化の宝庫です。本年度は、郷土の歴史を学ぶ卓話を充実させるとともに、現地を訪れる移動例会も企画します。地域への誇りを深めることで、私たちの奉仕のあり方にも新たな視点が加わると信じています。

おわりに

この1年間を、熊谷ロータリークラブの「再確認と再発見の年」と位置づけたいと思います。
創立から続く精神を守りながら、変化を恐れず、希望を持って未来へと歩み出します。私たちのクラブが、この地域にとって、社会にとって、そして会員一人ひとりにとって、かけがえのない存在であり続けるよう、全力で取り組んでまいります。 どうぞ、皆さまのお力添えとご協力を心よりお願い申し上げます。